2005年04月13日

報道各位

課題

　地域は、PTAや消防団、少年補導委員会など、地域組織の貢献によって支えられています。しかし、地域組織間の横の連携がとられている例は少なく、行事や会合が特定の日程に集中したり、同じ地域内で活動をしているにもかかわらず、スケジュールやノウハウなどが分断してしまうという問題も生じています。

上記の問題点をスムースに解消するために、住民の地域参画機会を拡げる仕組みを構築し、地域組織間の連携を促すことで、楽しく地域貢献できる魅力ある地域をつくることが重要です。

概要

　上述の課題に対し、�@ネットイン京都はVPN技術と高機能グループウェアをコアとする先端IT技術のシステム化を行い、�A出町ネットワーク推進事業委員会は、実際の組織間連携の実証実験とシステムの利便性に関するアドバイザーの役割を担うことで問題の解決を行います。両者の協力により、地域組織間を「簡単かつ安全に連携する」システムを、実務に即した形で構築。政府が提唱するu-Japan構想への、地域IT化面での協力を目指し、地域組織情報連携促進システムの開発を本格化します。

面倒な専用ソフトウェアのインストールは一切不要！

　MS-Windows98 SE、Mac OS X以降であれば、セキュリティ用のソフトウェアや情報共有用ソフトウェアをパソコンに入れる必要はありません*1。また、自宅や店舗の既設インターネット回線（ADSL、FTTHなど）をはじめ、PHS、携帯電話のインターネット接続機能などからも接続可能。打ち合わせ中や必要な場所で手に入れたいときに情報を閲覧・書き込みする事が出来ます。

*1利用ソフト：VPN（PPTP）、ブラウザ（Internet Explorerまたは、Netscape）

　

■ASP型グループウェア機能一覧

VPN技術で通信経路を暗号化し、高セキュリティに！

　頻繁に個人情報を情報を扱うことが予想される地域組織向けの情報セキュリティ対策としてVPN（Virtual Private Network）技術を採用しました。通信経路全体を高度なセキュリティ技術で暗号化し、いつでもどこでも安心･安全に必要な情報を活用できる地域環境の提供を目指します。

災害時も有効な活用が期待できます！

　災害発生時でも携帯電話のパケット通信が制限されない点に注目し、情報連携システムを携帯電話のインターネット接続機能からも利用可能にしています。このシステムを用いて、近所の被災者の救助要請や、救援物資の割り当て作業効率化なども期待できます。

RBBTODAYで地域IT化モデルを積極的に公開予定！

　今回のモデルは、ブロードバンドを活用した地域活性化の一例として、ブロードバンド総合情報サイトＲＢＢＴＯＤＡＹ（http://www.rbbtoday.com/）内の連載ページにおいて、継続連載されます。月一回のペースで地域ネットワーク構想の進捗状況をご紹介しながら、商店街、ならびに地域の方々と連携がとれるようなコミュニティページも逐次整えていき、積極的な地域IT化情報の公開を進めていく予定です。